2ntブログ


夜も明けた薄明の頃にホップとユウリ、我が主人らが寝泊まりしていた二つのテントのうち片方から、鼓膜が破れそうなほどのハイパーボイスが
ワイルドエリアにこだまして私、ザマゼンタは目を覚ます。
ただ事ではない、と急いでテントに駆けつけるとそこにはお互いに裸で向き合う姿があった。
再びハイパーボイスがワイルドエリアにこだました。

追い出された私はまだ朧げな頭で事態の把握と収集に動き、その発端はヨクバリスではないかと判明した。
先日カレーの調理中に何らかのきのみを投入したと自白。実のところその日は主人らが他のポケモンを集める為にその場を離れた為、
残っていた姉上と私は先にカレーを食しており、味に違和感を感じて主人に伝えに行こうとしたのだが...
突然姉上がインファイトを放ち、吹き飛ばされた私は森に引きずられ意識を失っていた。
そしてそのままカレーの異常は伝えられることはなく食事になり二人はそのままテントでまぐわうことになったと思われる。
決して好ましいとは言えないが、我が主の関係が少しばかり気がかりであったので今回の事件は良きスパイスになったとは思います。カレーだけに

...らしくない拙いガラルジョークを飛ばすのには訳がある。どうにも今日の姉上は態度がおかしい。
先の件で私が動いてる最中、姉上は私に付いて回り隙あらばほっぺすりすりとスキンシップが激しく、
少し落ち着いた今でも頬を少し赤く染めながら体を寄せあまえている。
まるで別人のような態度に恐怖感と全身に冷や汗が止まらなく落ち着く余地もない状況。
このままでは埒が明かないので恐る恐る尋ねる。

「姉上一体何があったのですか...。」
「何を言ってるのですかザマゼンタ いえ貴方♥」

家族への親愛とは明らかに異なる本当に姉上かと思わせる程の甘ったるい声色の返答。
藪をつついてスナヘビどころかサダイジャを出してしまった。

聞いてしまった以上続きを聞くと、先日のカレーの違和感の正体に気づいていたようで、
それを主人らに利用しようとしたが私が伝えに動いた、また作用を懸念して止めるためにインファイトを放ちそのまま森へ引きずったとのこと。
相変わらずその力で解決するのはやめてください姉上...

理解はしましたがその態度の理由になりません。と追及したところ、その後夜明けまで森で待機していたが交尾に至った。
と少し恥じらいながら爆弾発言を投下される。あなたの剣はとても逞しい物でしたではありませんよ姉上!!正気ですか!?
反射的に叫んだ瞬間、姉上からインファイトが放たれ私は吹き飛ばされた。
いつもの姉上で少し安堵してしまう程に動揺と意識が朦朧として頭が回ってないようだ。


私が仰向けで伸されている間に姉上がのしかかり接吻をする。即座にドロっとしたものが奥まで吐き出されそのまま獣のように口内を貪られる。
喉に刺激を感じるが呼吸が整わないまま襲われた私は既に息が限界であり、
何度か舌が絡みながらも飲み込んだ所でようやく口が解放されて同時に体にかかる重圧も離れた。

「この程度で伸される程ザマゼンタ 貴方はやわではないでしょう?」
「私もできれば遠慮したいのですがね...」

悪態を付きつつ回らない頭で何が起こったか思い返そうとすると、姉上には似つかわしくない程に口元が酷く汚れていることに気づく。
その汚れを舐め取る舌が妙に色めかしく目を離せずにいながらも考えて、先程接吻されたことと匂いからカレーであると理解した。
なぜ今、と疑問を感じたと同時に嫌な予感を感じ、そして問いかける言葉を考えあぐねている私を見透かされたように姉上は答えた。

「ええ、先程の騒動をもたらしたカレーの残りです」
「何を考えているのですか姉上!!」
「貴方が覚えていないと言うのであれば今一度その身を持って自覚してもらうだけです」

何かと理不尽にからかう姉上だが冗談でここまでするだろうか?だが姉弟で交尾など許されるはずもない。
...しかし記憶がないとはいえ、もしも既に私が姉上を受け入れていたとしたら?
今更姉弟だからと姉上を突き放すことが正しいのだろうか。
正しいようで前提と判断が破綻した事が頭を駆け巡っていると、姉上は再び私の上にのしかかっていた。
接吻の時とは違う全体重を預けたのしかかり。
お互いの体毛が絡み合い、嫌でも肌が密着して伝わる激しい鼓動はカレーの作用も相まって昂ぶる気持ちが込み上げてくる。
そして姉上が下半身をうねらせ局部へと与える刺激は静かだが、考える余地を奪う快感で脳を溶かしていく。

打開策はないかなんとか残された理性で姉上に目を向けると、惚けた表情と押し殺した喘ぎ声。徐々に擦り合わせる動きが激しくなっていく。
心の奥底では尊敬しているあの姉上が、私を雄として求めて卑しく発情している姿と瞳に見つめられた恥ずかしさに耐えきれずについ顔を逸らしてしまう。

迂闊に目を離してしまった。と気づくも時すでにヨクバリスより遅し。

電光石火で繰り出された姉上の牙が首元へ食い込む。
血は出ないもののアマガミと言うには力強く、突然のことに情けない喘ぎ声を上げてしまう。
逃げようものなら既にできたはず。分かっていたが認めたく無いと思いつつも今は立て続けに責められ、
遠慮なく快楽を得ようする姉上の動きで与えられる刺激に耐えるのが精一杯。もはや形だけの抵抗となっていた。

気を緩めると、密着した肌に伝わる熱い体温と鼓動。首元に食い込む牙の痛みとより一層近づいている姉上の口から漏れるうめき声と荒い呼吸の音。
口内には既に殆どが私と姉上の唾液になっているであろうカレーの残り。
そして発情し、興奮しながらも堪えているだらしのない表情、五感全てで姉上を強く感じてしまう。
姉上に満たされ支配され逃れられない事を理解してしまうと私は考えることを止めてされるがままになっていた。


「姉上...姉上!」
擦られ続けた姉上の腹に白い欲望をぶちまける。かかっていた体重も軽くなり気絶寸前だった意識が少しだけ回復して余裕ができるも、
「ああっ!姉上何を...」
完全に油断していた。姉上は当然の行為のように涎に塗れた舌で私の物を舐め取り、咥えて扱き出す。
そして先から萎えず硬くしたままの物に満足したのかすぐに解放して愛おしいかの様に頬ずる。

「実の姉である私に精を吐き出すだけに飽き足らずまだこんなにも立たせて恥ずかしくないのですか愚弟♥」
そして今度は跨るように三度のしかかる。

「姉上...それだけは...」
「愚弟、貴方から求められるのを望んでいたのですが仕方ありません。」

今更になってかろうじて働く理性に訴えるも止める様子はなく、息もつかせないまま一気に腰を下ろしその体を貫かせて私の物を全て収めきってしまった。
そしてその衝撃に堪え切れず一段と大きな喘ぎ声を上げる。
「私がもう我慢の限界です。こんなふしだらな愚姉を許してください♥」


しなやかで鍛え上げられた肉体できつく締め上げそのまま激しいストロークを続ける。
今までの比ではない快感が続きまたもや思考力を奪われていた。
耐えなければと思いつつも抑える様子もない喘ぎ声を聞いてどうしようもなく私は悦んでしまう。
こんな有様に卑しい愚弟という以外にどう言い表せられるだろうか。

英雄のプライドや弟として阻む理性など五感で感じる快感でぐちゃぐちゃにされて既に放棄し、今は恥も外聞もなく姉上を求めている。
私だけにしか見せない性欲で歪み恍惚としている姉上の表情が愛おしくて堪らない。全てを私の物にしたい。
と自分勝手な事で頭が埋められ眼前にいる姉上のこと以外に考えることは無くなっていた。
そしてうわ言のように何度も呼び求める私に姉上は応えた。

「私を孕ませてください、愚弟♥」

姉上のおねだり。あの姉上が、私の子を、姉上が言うのであれば、姉上が望むならば、姉上が、姉上が、
言い訳でしかない理由、言葉にならない思いに耐えきれず頭は焼き切れてスパークする。爆発寸前になり意識を手放しかける最後に私は

「姉上...愛しています...」

その告白とともに姉上の膣内に精を吐き出して途切れてしまった。

あの名文をまた読みたい人用の保管庫

作者:不明

――あら?ホップ君、お久しぶりだね。
うふふ、ホップ君ったら相変わらずそうだね。
でもなんだか疲れてるみたい。もしかしてソニアさんとうまくいってないのかな?……うふふ、冗談だよ。
それにしてもほんとうに久しぶり。ホップ君が博士――あの頃はまだ助手だたっけ?――、私はチャンピオンになってからはずっとすれ違ってばかりだったもんね。
そしたらホップくんったらいつの間にかソニアさんと…。
私、ショックだったなぁ…。ホップ君が私を置いて違う道に行っちゃったのもあるけど、あの頃、私もホップくんのこと好きだったんだよ?うふふ。
あれ?そんなに驚くなんて全然私の気持ちに気付いてくれてなかったんだね。
――でもね、今なら分かる気がするんだ。
付き合う人と同じ仕事をするってきっと大変。だって家に帰ってもずっとそのことばかり。
気の休まる時間なんて満足に取れなさそうだもんね。
……あれ?なんだか身に覚えありそうな顔してるね。
うふふ、私でよければ愚痴くらいいくらでも聞いてあげられるよ?
だって私たちは幼馴染だし、あなたは博士、私はチャンピオンだもん。
――だから、今夜はお酒でも飲みながら、ゆっくり、ね?


最初の一杯は私からホップへのプレゼントだよとか言ってマスターに目配せして
めっちゃアルコール強いのに甘い味でそれを感じさせないカクテルお出ししそうで怖い…

――あら、おはよう。ホップ君。
今日は随分とねぼすけさんだったね?まあ、あれだけお酒飲んであっちの方もあんなに頑張ったんだから仕方がないかあ。
お水飲む?コーヒーにする?チェックアウトまではもうしばらくあるから慌てなくていいよ。
あ、そうだ、ソニアさんから連絡来っ放しだったけど、私から返事しといたから心配しないで?
メールだったから私からだとはバレてないと思うよ――きっと、ね?
――え?ここはどこかって?何で私がって?
もう!疲れた幼馴染を見かねて愚痴に付き合ってあげた嫁入り前の女のコを酔わせてホテルに連れ込んでおいて、ホップ君ったらひどいよね…!私、初めてだったんだんだよ?
もう絶交だから!絶対許さないんだから!
――あ、だけどホップ君には私から一つ謝らなきゃいけない事があるからそれでお相子って事で許してあげるね?
ええとね、実は昨日は安全な日って言っちゃってたけど、でもね、さっき計算し直してみたらね――。えへへ、ごめんね?なんだかお腹の奥が暖かいのはそのせいかなあ?えへへ。
でもホップ君は優しいから、とうぜん、責任とってくれるよね?うふふ。

――だから、よろしくね?未来の旦那様!

▼ハロンタウン 自宅

今年もついにジムチャレンジの季節がやって来た。
チャンピオンとして関わって長く経つが、今年は特別なチャレンジとなるだろう。
何故ならそう、息子のホープが挑戦するからだ。
他にもジムリーダーの子ども世代が多く挑戦するらしい。
近年はパワースポット以外でのダイマックスポケモン出現の増加傾向もあり参加者が減少していた為
久々の当たり年では?とメディアでは騒がれている程だ。
ホップ……夫と共に息子を見送る。
ポケモンよし、スマホロトムに図鑑よし、キャンプ道具よし。
お小遣いは奮発して5万円、ちょっと甘すぎるだろうか?
期待を顔に浮かばせる様はまるであの日の私達のようだと夫が言う。
本当にそうだと思う。
私はあの日のママみたいに笑顔で息子を送り出せただろうか。
約束の時は近い


▼エンジンシティ スタジアム

開会式も無事終わりジムリーダー達と集まり会議をする。
とはいってももっぱら今後の行程を確認する程度だ。
この段階になると準備はしっかり出来ているのだから、まあ顔合わせが目的だ。
資料に落とした目を上げると、マリィと目が合った。
心配そうな顔で此方を見つめるマリィ、そんなに深刻な顔をしてたかな……?
周りを見ると他の皆も似たような顔をしていた……。
大丈夫、私は元気だよと笑顔を返す。
予定通りに行けば大丈夫だから。

約束の時は近い。

▼ナックルシティ

今日も今日とて野良ダイマックスポケモン対応の為にチームを率いて働く私。
この時期はジムリーダーが動けないので、必然的に忙しくなる。
かつてガラル各地で多数のポケモンがダイマックスして暴れたガラルの悲劇から5年が経った。
多くの死傷者が出たこの事件の爪痕は深い。
それ以後ジムリーダー及びチャンピオンの業務にこれの対処が増えるのはとも言えた。
だからとても忙しい。
そんな時に限って息子が同期のチャレンジャーと共にポケモンセンターに入っていくのを見た。
駆け寄って抱きしめたかったが、部下たちの手前それを我慢する。出来なかった、ぎゅー!
チャレンジは順調らしい。
親馬鹿ながら優秀な息子だと思う。
シュートシティでの再会を約束しその日は別れた。

約束の時は近い。


▼シュートシティ

チャンピオンカップの出場者が続々と決まっている。
今年は出場者が多く、時間が掛かりそうだと報告があった。
時間が掛かるのは好都合だけどね。
ふと出場者のリストを見ると、息子の名前があった。
初挑戦で此処まで来るとは思わず、ついにやけてしまう。
マリィに怒られた。
ここから先は忙しくなるからシャキッとしろだって。
分かってるよ。
でも準備はバッチリなんだから、後はどーんと構えてるだけじゃん!

約束の時はもうすぐそこだ。


▼???

あの人たちが私の下へ向かっているらしい。
本気のジムリーダー達を倒して、私を倒しにやってくる。
怖い、本当に怖い。
もう半分は突破されたと報告が入る。
あと少しなのに……運命は残酷だ。
でも大丈夫。
例えどんな状況でも私は私のやるべき事をやるだけだ。

どれくらい時間が経っただろう。
私の祈りを嘲笑うかのように、音を立てて扉が開く。
そこには愛する夫と息子が2人、驚いた表情でこちらを見ていた。

約束の時まであと1時間。


▼ムゲン団アジト 最奥部

「幹部の皆を倒してやく此処まで来たね、2人とも。偉いぞ!……なんてね」
「そう、ガラルの過去を改変する為に暗躍してきた秘密組織ムゲン団、その総帥はママでしたー。はい拍手!」
ぽかんとした顔で2人が此方を見る。当然だろう。
「吃驚してるよね、大丈夫ちゃんと理由は話すから……」
「私たちの目的はね、ガラルの悲劇を……そして各地で多発するダイマックス現象を解決する為なの」
「原因もね、もう分かってるんだ。全部ね……私とホップが結ばれたからなんだよ?ねえ覚えてる、私たちが付き合いだした切っ掛け。私は……覚えてないの気が付いたらそうなってたの」
こうして言葉にしてみるとあまりの馬鹿馬鹿しさに笑ってしまう、けれどこれが事実だ。改変によって私たちは結ばれた。
「ムゲンダイナのエネルギーを使った過去改変はね、かつて別の世界でも行われたの」
「けれどもそれは失敗して、行き場を失った余剰エネルギーが人々の願いによって指向性を得て私たちの……その世界にとても良く似た世界に辿り着いたの」


「世界を改変するだけだったら良かったの、世界を改変してそれでも有り余ったエネルギーが今の状況を生んでるんだ」
「それを根本から……最初の改変から打ち消すのが私たちの目的。私たちは過去を元に戻すだけ」
2人は困惑の表情を浮かべたまま佇んでいる。仕方がないと思う。私だって、平行世界の観測で事実を知った時こんな顔だっただろう。
それでも言い聞かせるように、そして時間を稼ぐ意味でも説得を続ける。


「ある特定のタイミングでムゲンダイナのエネルギーを放射する事で、過去に遡る改変のエネルギーを打ち消す事が可能なの」
「そうすれば過去の事件で失われた命と、これから先起こる被害が防げるのよ?素敵でしょう?」
「私たちの関係は変わっちゃうけど……、皆消えたりはしない。ホープにもママよりずっと綺麗で賢くて素敵な新しいママが出来るから……」
本当は嫌だけど、これが最善。きっとこれが運命なんだ。

「だから……あと少しだけ待ってくれない?ママの最後の仕事を見届けて欲しいの」
その言葉を遮るように2人がモンスターボールを構える。
私を止める気らしい。2人とも本当に優しいね、大好きだよ。

「そっか、そうだね。2人ならそうするよね」
「でもこれは『私』の罪だから、私が償わないとダメ……って言っても納得してくれないよね?私は良いの、ずっと良い夢を見させて貰ったから」
「それでも止めるなら、力尽くで止めて見せなさい」
「私はムゲン団総統にして常勝無敗のチャンピオン」
「無限の未来の為に、夢幻の今を壊す者」

モンスターボールを手に取り、最も信頼する子たちを選ぶ。
「お願いヨクバリス、ザシアン……2人を止めて」




ポケットモンスター剣盾2クリア後サブイベントを書きました
お納め下さい
親子のキャッキャウフフがかけました

「へ、へぇ……。中々のモン、持ってんじゃねぇか……」
 極力平静を取り繕いながら、しかし胸に沸き立つ動揺を隠せぬ声色が、引きつった口元から漏れる。紅潮した小麦色の肌を薄明かりに照らされながら、キバナは形良くすらりと伸びた背筋を小さく震わせた。
 真っ白なシーツの上で互いの裸体を晒すこのときですら、この男は自分を敗北させるのか。……そんな予感がじわりと脳裏に浮かんできて、腹の奥に燃えさしが燻るような熱が込みあげる。
 前戯すら始まっていないうちに陥落しそうな自分を戒めるように、キバナは娼婦を思わせる妖艶な薄笑いを作りながら、目の前の男の股ぐらよりそそり立つ雄の象徴へと、そっと手を伸ばす。
「ったく、こんなにデカくしちまって。……オレさまに任せな。最高の初体験にしてやるよ、ダンデ」
「あ、……おう」


いつもいつも、威圧されるくらいに真っ直ぐこちらを見つめてきた瞳が、今は気まずそうに伏せられている。褐色の頬をはこの薄明かりの中ですら分かるほどに赤みを帯びていて、なるほど確かに童貞なのだなという印象を受けた。
 今までポケモン一筋に全力で走り続けたのだから、それも無理からぬ事なのだろう。
「顔、見せてくれよ。バトルのときのお前みたいに真っ直ぐさ……」
 カレーを煮立たせられそうなくらい熱の籠もった頬へと手を添える。湿った吐息の感触がこそばゆい。そっと、優しく、伏せられた顔をこちらへと向けさせていきながら、キバナは誘うように小さく舌舐めずりをしてみせた。
「どうしたい……?」
 手の中でビクビクと震える肉棒を弄ぶようにしながら、真っ赤に染まった耳元にささやく。乾いた唇の間から漏れるか細い喘ぎ声にほくそ笑みながら、キバナはダンデの返答を待つ。
 ……夜はまだ始まったばかりだ。ポケモンバトルでは散々敗北してきたのだから、奥手な童貞を焦らして弄ぶくらい、許されるだろう。
 悪女のように振る舞いを楽しみながら意地悪く考えるが、ダンデの返答は言葉ではなく、行動だった。
「お、わ……!?」


体が一気に傾く。柔らかなベッドの上に押し倒されると同時に、両手首を力強く掴まれるのを感じた。
 普段の紳士的な好青年然とした物腰からは想像もつかないような、乱暴な行為。もしやなにか怒らせるようなことでもしてしまったろうかと、キバナは額に冷や汗を浮かべながらダンデの顔を見上げる。
「……っ」
 力強い瞳が、真っ直ぐと自分を見つめていた。手に汗握るバトルの最中とも違う、湧き上がる衝動に突き動かされた荒々しい顔つき。
 ゾクりと、背筋に電撃が走るような感覚があった。その目で見つめられるだけで腰から力が抜ける。臀部の奥にキュンと切ない疼きが走って、もはや男を誘惑するための妖艶な笑みを浮かべていられる余裕さえ失っていた。
「全部だ。……お前の全部を、味わいたい」
 さっきまでの童貞らしい仕草が嘘のように、ダンデが低く唸るような声で口にする。唖然と口を開いたまま、キバナは上ずった息遣いを漏らしつつ頷くことしか出来なかった。
 ああ、自分はまた負けるのか。予感は確信に変わっていた。もうそれすらもが、心地よかった。


 ユウリのスマホロトムにて編集中のテキストファイルより抜粋。

「」ウリ

私はガラルに仇なす災禍を打ち払う剣。
ガラル全土を巻き込まんとする巨悪は、斬らねばならぬのです。
それが……それが。
私を制し、私を受け入れ、私に力をくれた……
かけがえのない主人であっても。
あの日は、よく晴れたキャンプ日和でした。


『わっかんねーバーン。俺は蹴り心地が良ければそれが一番バーン』
『いや猟奇的すぎるウホ……』
いつもの下世話な、しかし確かな紐帯のもと交わされる、何気ない会話。
薪を取りに行くエースバーン殿とゴリランダー殿を見送り、彼女に目をやります。
近頃は浮かない表情で考え事をしていることが多い彼女。
彼女を励まそうとしてか、インテレオン殿とヨクバリス殿はいつもより張り切ってカレー作りを手伝っています。
「姐さーん!今日のカレー何がええー?」
少し離れたところに立つ私に、ヨクバリス殿が声をかけてきました。
『私に聞けば甘口としか答えませんよ』
「せやったせやった!忘れとったわ!」
『えー俺は辛口のほうが好きレオン』
『おや、あなたは先日リクエストしたではありませんか』
「なはははは!今日は姐さんの勝ちやな!ほな甘口で!」
――ああ。
素面では、やれそうにありません。

背の剣を強く噛み締め、一息に抜き放ち、姿を変じます。
一差し舞わねば、この胸の迷いを振り払えない。
あなたは私が討ちます。今日。ここで。
「知っとるか嬢ちゃん?甘口言うても甘いだけやと旨ないんやで?
カレーっちゅうもんは辛味と苦味があってこそ……聞いてへんわ」
『ん……?(ザシアンの姉さん、なんでキャンプでつるぎのまいしてるレオン?)』
「姐さんのためやし、しゃーない、とっときのヨブ入れてまうか……」
『ヨブ!?賛成レオン賛成レオン!もっと辛くしていいレオン!』
「トカゲに任せたらいっつもクラボ山盛りにしてまうからなー」
燃え滾る高揚感が胸を満たします。
やれる。絶対に失敗しない。
これもガラルのため。一瞬で終わらせる。
取り返しのつかないことになる前に、せめて痛みなく、安らかに。
渾身の力を込めて地を蹴ったのと、彼女と目が合ったのは、ほとんど同時でした。


カレーの材料を手にする彼女の姿は、いつもと変わらない愛らしい少女そのものだった。私の敬愛する主その人だった。
でも……彼女は変わってしまった。「ムゲンダイナのエネルギーを利用すれば過去へ戻ることも不可能ではない」……とある人間が囁いたその一言で、彼女は決して触れてはならない領域へと手を伸ばそうとしていた。
それは…それだけは。ガラルの守護者として――見逃せるものではないのだから。

牙が砕け散りそうな程に顎の力を込める。痛みは与えない。恐怖を感じる暇もなく一撃に伏す。

それが、私にできるせめてもの情けだ。
さらば、私の愛しき主よ――!

ズシャリと、肉を切り裂く感触が、牙を通して伝わった。




『チャンピオンを突如襲った不幸な事故』
ワイルドエリアでキャンプ中のチャンピオンが謎のポケモンに襲われたとのことです
情報によれば、チャンピオンは無事ですが、手持ちポケモンのうち3匹が重症、一匹が死亡、一匹が行方不明とのことです
一説によれば連戦連勝のチャンピオンを妬んだムゲン団の仕業との噂もありますが、真相は未だ掴めておりません
デイリーガラルがお伝えしました



疾走。
一直線に、彼女の喉元へ。振り抜く。
深い手応え。殺(と)った。しかし――
『見事……』
――ヨクバリス殿が彼女を突き飛ばし、我が必殺の剣の間にその身を割り込ませたのです。
失敗した。仕損じた。剣の王ともあろうものが。己が身命をも厭わぬ覚悟に臆したか。
体を断ち割られてなお、ヨクバリス殿は事切れずに私の目を見据えています。
怖気を覚えた私は、即座に彼の体を踏み躙りました。
『アンタ……アンタ何やってんだ!!!!!!!!!!』
激昂するインテレオン。こうなってしまっては斬るほかありません。
薪組が戻る前に始末しなくては。幸い、彼女はまだ事態が飲み込めていない様子です。
彼が恐慌から立ち直る前に飛びかかり、一閃。
首は取れず。流石に速い。だが両目は潰した。
ああ。容易い。殺れる。殺れてしまう。殺る。
側背より熱気。追撃は諦め回避。


『ゴリラ!正面任せた!』
『承知!』
余裕をもって2つ目の火球を躱すと、ゴリランダーが距離を詰め、組みつこうとしてきます。
側面から火球を撃つつもりでしょうが……それは、私にはあまりに遅すぎました。
近寄るゴリランダーのふところに突撃し、利き腕を斬り捨て、エースバーンに突進します。
『ウサギ……逃げろ……!』
『あぁあぁあぁあぁ!!!!!!』
鼻先に迫る膝を躱し、地に転げたエースバーンの利き脚を、前脚で踏み砕きました。
激甚の絶叫。その痛みも、すぐに終わらせて差し上げます。
確実に胸を貫くために剣を振り上げたとき、私はただならぬ戦慄を覚えました。
『(((やめてくれ)))』
"奴"が、ボールの外に出ているのです。


~~~
おっちゃん?
えっ?なんで?
どうしたの?起きてよ。
おっちゃん、おっちゃん。おっちゃんってば。
私、ぼーっとしてたみたい。
カレー、もう出来てるよ。
なにが起きたの?食べよ?おっちゃん。ねえ。
ねえ……寝てないでさ……ほら……
なんで……離してよみんな!待って……やだ……!
カレー出来てるから……おっちゃんまだ寝て……
そうだげんきのかたまり……大丈夫……まだ……
待って……いや……やだよぉ……やだぁ……!
助けて、助けて、ムゲンダイナあぁ……!
~~~



『(((なんで だ)))』
『……』
口元に病んだ炎を燻らせ、災厄が呻き声を上げます。
『(((ごすも みんなも なにも してないのに)))』
『……』
『(((おれが あいてだ けんのおう)))』
その後の戦いは、よく覚えていません。
仲間であった彼らを斬る過程で、どこか捨て身になっていたのでしょう。
剣戟の末、私の体は夥しい火炎に巻かれ、あっという間に限界を迎えました。
無念です。このままでは、ガラルの民の生きる現在が、彼女の一存で無に帰してしまう。
"あれ"にも浅くない手傷を負わせたとはいえ、それでは何の解決にもなりません。
斬る。次こそ必ず。今は身を隠し、絶好の機を伺い続け、必ず。
ふと、彼が倒れ伏した場所に目をやりました。
辺り一帯、真っ黒焦げで、何も見つかりませんでした。
全てが灰燼と化したキャンプ地に弟の接近を感じたのと同時に、私の意識は途切れました。


ポケットモンスター ソード/シールド2
はじまり

闇堕ちユウリ


22342 B19/12/08(日)01:05:35 リーグカード風怪文書ですNo.644662293そうだねx12 02:06頃消えます
リーグカード No.811 ユウリ

新チャンピオン となっていらい
30年間 不敗をほこる 天才トレーナー
チャンピオンの重責か ゆううつな 表情の こともおおいが 
いつも 圧倒的な戦いで ガラル中を 魅了している 無敵の チャンピオン

いくつになっても 結婚せず 子供のころと同じ 見た目のため
ムゲンダイナの 力で 不老不死になっているという おとぎ話のような 噂もある

プライベートでは 若者の ファッションリーダーであり
あの大企業 ムゲンコーポレーションの 名誉会長でもある
まさに ガラルの えいゆうだ

さあ きみも えいえんの チャンピオン タイム!
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
… 119/12/08(日)01:06:27No.644662487そうだねx2
リーグカード No.960 マリィ

ジムチャレンジ 最大の難関とも言われる スパイクタウンの ジムリーダー
しかしそれは表の顔 裏では とある秘密組織の ナンバースリー

あのふたりの 結婚式以来 ふさぎ込んでいた あの子に エールを送るため
マリィは エール団を 再結成したのだ

秘密組織といっても 最初は ただのお茶会 
いそがしい 日々の 合間をぬって たのしかった 冒険や にぎやかだった スパイクタウンを なつかしむだけの あつまりだった
もう一度 あの頃に戻りたい そんなことを 言ったりして

あの子に ムゲンの エールを送る団
それが ムゲン団 と呼ばれるようになったのは
いったい いつから だったろう
… 219/12/08(日)01:07:14No.644662666そうだねx1
リーグカード No.--- ローズ

元委員長が 刑務所から出所したその足で 向かったのは
チャンピオンの ところだった

ムゲンダイナの ムゲンのエネルギーで ガラルに ムゲンの未来を
はじめは とりあわなかった チャンピオンだが ある一言で 表情が変わった

「時空をゆがめるほどの ムゲンダイナの エネルギーなら きっと 過去に戻ることだって できますよ」

その次の日 エネルギー企業 ムゲンコーポレーションが 設立
同時に ムゲン団も おおきな目標に むかって 動き出す 

ムゲンの エネルギーで ムゲンの みらいを
ムゲンの エネルギーで むげんの かこを
… 319/12/08(日)01:07:40No.644662778そうだねx1
リーグカード No.--- ザシアン

ブラックナイトの ちからを つかい
過去を変えて 今を無かったことに しようとする 彼女を
そのポケモンは もう 主人とは 見なさなかった

とりかえしのつかない ことになる前に
せめて 痛みなく やすらかに

剣が閃いた その瞬間から
ザシアン と ヨクバリス 二匹のポケモンが 
チャンピオンの 手持ちから 消えた
… 419/12/08(日)01:08:17No.644662934+
リーグカード No.123 ホープ

ホップ博士と ソニア博士の だいじな一人息子
ホープ自身も ポケモン研究のみちに 進むと思われていたが
彼が憧れたのは テレビに映る 無敗のチャンピオン だった

今日は誕生日 おとうさんも旅立った年齢になった この日

おとうさんから もらったポケモンと 
おかあさんから もらった推薦状で

いま ホープは ジムチャレンジに 旅立つ!
目標は 憧れの チャンピオンに 出会い そして 勝つこと!
… 519/12/08(日)01:09:32No.644663226+
リーグカード No.189 ホップはかせ

ポケモン研究ひとすじ30年
ガラル地方の ポケモン研究の だいいちにんしゃ

奥さんの ソニア博士と一緒に 研究を引き継ぎ
ダイマックスの 研究を進めている

そしてホープにとっては とても優しい 大好きな お父さん
ただ なにをしても褒められるので ちょっと照れくさい

昔は ポケモントレーナーとしても 一流で
チャンピオンとも幼馴染だったらしいが
お互い忙しくて ずっと会っていない らしい
… 619/12/08(日)01:10:28No.644663473+
リーグカード No.??? ユウリお姉さん

旅立ったばかりの 僕の行く先々に現れて
いろいろアドバイスをくれる 親切な おんなのこ
自称 お姉さん だけど たぶん 同い年くらい

ちょっと 胡散臭いところもあって 名前を聞いたら 
少し迷ったあと チャンピオンと 同じ名前を名乗って ごまかしたりする
たしかに 顔は チャンピオンとよく似てるけど チャンピオンは こんなに ドジじゃないよ!

ことあるごとに バトルを しかけてきては
こうかばつぐんの時に おおげさにほめてきたり
服装に 口出ししてきたり 記念写真を ねだってきたりして
ちょっと うっとうしいけど ちょっと かわいい
… 719/12/08(日)01:10:54No.644663576+
リーグカード No.--- ムゲン団のしたっぱ

ねがいぼしを 集めるために
ポケモンの巣を 荒らしていた わるいやつら

「過去にもどったら ギャンブルで おおもうけだぜ!」
「たべちゃった ごちそうも 過去に戻れば もう一度たべられる!」
「どうせ 過去にもどったら 全部なしになるんだ ちょっとくらい 悪いことしても いいよな!」
「カレー おいしい」

そんなことのために ポケモンを苦しめるのは 許せない!
勇気を出して ユウリお姉さんと いっしょに やっつけた
… 819/12/08(日)01:11:15No.644663679+
ホープのレポート  Noo.--- ユウリお姉さんの カレー

ジムリーダー最長老 炎のカブさん に負けて 落ち込んでいた ホープに
ユウリお姉さんが 作ってくれた カレー

ものすごい大盛りの上に なんか薄ピンクに 光っていたりするけれど
とても美味しいと 伝えたら とても喜んで さらに大盛りにしてくれた

だけど どこかで 食べたような気がする

そうだ この味は むかし お父さんが作ってくれた カレーだ
ルーが同じ なのかな
… 919/12/08(日)01:11:37No.644663767+
リーグカード No.-908 ビート

ジムチャレンジの 難関 と言われる アラベスクスタジアムの ジムリーダー
ジムミッションより クイズのほうが 難しい

もんだい! チャンピオンの年齢はいくつ?
12歳
▶︎42歳
不正解! 女性の年齢を 大声で言うもんじゃ ないですよ!
ピンクが 足りません!

理不尽だと思う

そういえば ジムで おばあさんを見た ユウリお姉さんが とても驚いていた
もしかして ゴーストタイプのポケモン だったりしたのかな
… 1019/12/08(日)01:12:46No.644664042+
リーグカード No.--- ムゲン団のだんいん

未来が大事なんて みんなは言うけど
じゃあ生きていたら また 僕のココガラに あえるのか?
そんなわけ ない だから 僕は ムゲン団なんだ

歳をとるのは イヤ! おばあさんになるのは イヤ!
私も あの方のように えいえんの 若さが ほしい!
こどもが ジャマを するんじゃ ないわよ!

実は 制服が かわいくて ムゲン団に 入ったんです ほかの人には ヒミツですよ

過去にもどる 装置を探して 遺跡を荒らす ムゲン団
過去を変えたら 未来がめちゃくちゃになっちゃう
どんな理由があっても 許せない ユウリお姉さんも そう思うでしょ?
… 1119/12/08(日)01:14:27No.644664424+
リーグカード No.960 マリィ

ジムチャレンジ 最大の難関 スパイクタウンの ジムリーダー

彼女がジムリーダーに なってからというもの
スパイクタウンは ムゲンコーポレーションの 支社ができて 活気がもどり
お兄さんのネズは ロックシンガーとして だいせいこう
マリィ自身も キバナ を抜かして ジムチャレンジ 最後のジムリーダーになった

それなのに いつも 悲しそうな顔を している
あくポケモンの こわいかお を見すぎたせいかも しれない

スタジアムの隅には いろあせた写真 若い頃のマリィさん おとうさんによく似た 男の子 そして…… ……ユウリお姉さん?
… 1219/12/08(日)01:14:50No.644664514そうだねx2
ホープのレポート No.--- シュートシティ・スタジアム

全てのバッジを集めて いよいよシュートシティで トーナメント
チャンピオンに 挑戦だ!

と その時 空が真っ黒に染まり ガラル中で ポケモンの 暴走ダイマックスが 起こったと 大騒ぎに
大人たち曰く どうやら ブラックライト と言われる 昔の出来事に そっくりらしい
しかも こういう時に 必ず 解決してくれる チャンピオンまで 行方不明になったとか

こんな時に限って ユウリお姉さんもいない
こう言う時には 必ず首を突っ込んでくるのに
… 1319/12/08(日)01:15:10No.644664595+
ホープのレポート No.--- くちた剣

そんな時に現れたのがこのシーソー兄弟だった

二人いわく ムゲン団が ブラックライトと ねがいぼしの力で 過去を書き換えて イマを めちゃくちゃにしようと しているらしい

「歴史を改竄するなんてあってはいけない」と シーソー兄弟が渡してきたのは ボロボロの剣のお守り
ブラックライトに 対抗するには この剣で呼び出す 伝説のポケモン 剣のおう ザシアン が必要らしい

だけど 伝説のポケモンは もういっぴき いるとか 
それを 持っているのは……
… 1419/12/08(日)01:15:21No.644664634+
ホープのレポート No.--- くちた盾

まさか お父さんが 30年前に ガラルを救った 伝説のポケモン使いだったなんて

ムゲン団を 止めないと と言った僕に 
お父さんは しばらく悩んだ後 くちた盾と 一つのモンスターボールを渡した

伝説のポケモン 盾のおう ザマゼンダ

けど 同時に お父さんは 苦しそうに言っていた
ザシアンも ブラックライトも 元は チャンピオンが 持っていたポケモン だって

まさか チャンピオンが 行方不明なのは ムゲン団に さらわれたから?
ユウリお姉さんが 顔を見せないのは 本当に チャンピオンだったから?
… 1519/12/08(日)01:15:58No.644664775+
ホープのレポート No.--- ムゲンタワー

ガラルの象徴 シュートシティの時計塔
それが ムゲン団の 本拠地だった

あそこに ブラックナイト そして 過去を書き換える ムゲンそうち があるらしい
動かなくなった時計は 過去に 戻ろうとする ムゲン団の象徴

もし ムゲン団が ユウリお姉さんを さらったなら 必ず助けてみせる
… 1619/12/08(日)01:17:01No.644665028そうだねx1
リーグカード No.--- ムゲン団だんいん

きみは なにかをうしなったこと ある?
うしなうものがないと つよいっていうけど
それは ちょっとまちがい
なにかをうしなってしまったひとが いちばんつよいの

ああすればよかった こうすればよかった
じんせいなんてそればっかり
でもねそれってだめなことなのかなぁ
… 1719/12/08(日)01:17:48No.644665211+
リーグカード No.--- ムゲン団だんいん

すきだった あのこに こくはくするために ムゲンだんに はいったんだ!
おれの こいじの じゃまをするな!

…あ!かこにもどって あのこに どうやってこくはくするか ぜんぜんかんがえてなかった

---

ここはしょくどうエリアだぞ! かんぶエリアはあっちだ!
まったく…てもとがくるって カレーのあじがかわったら
おこられるのは おれたちなんだからな!

ムゲンカレーは とてもおいしい ずっと昔から 変わらない えいえんのあじ
けど 変わらないってことは これ以上 おいしくならないって ことだよな
… 1819/12/08(日)01:18:54No.644665458+
リーグカード No.--- ムゲン団のけんきゅういん

最初は 研究費 目当て だったさ
だが 数え切れないほどの 願い や 後悔
もしかしたらできるかも? なんて希望をみてしまったら
研究者として 手をださないわけには いかないだろう?

じくうれんぞくたいを かんそくするだけのひびは おわった
あとは むげんそうちを 動かす それだけだ

それでも とめようとするのなら 一つおしえてあげよう わたしはこれでも ムゲンだんの 幹部なんだ

……でも 本当に 過去が 変えられるなら
ムゲン団なんて そもそも なかったのかもしれないな
… 1919/12/08(日)01:19:07No.644665510+
リーグカード No.--- ムゲン団のかんぶ

こどもには わからないなんて いわないさ
なくした えんぴつ なくした ボール
それが また欲しいと 思ったことは ないかい?
あんなに 大事にしてたのに どこかになくすなんて ばかだなあ と 思ったことはないかい?
そんな こどもみたいな おとなが 私たちなんだ

----

総帥が 間違ってるなんて わかりきったこと いうなよ
俺たちだって 本当は わかってるさ
だけど 君たちを 止めなきゃ いけない
あの子の もとへは ぜったいに 行かせない
… 2019/12/08(日)01:19:24No.644665588+
リーグカード No.960 ムゲン団の幹部 マリィ

本当はわかってたんだ こんなこと間違ってるって
でもほっとけなかった あまりにも痛々しくて
私が 過去に戻るとしたら
ムゲン団なんて 作らない
落ち込んでる あの子を 街に 連れ出してあげるんだ


時間は とりもどせないから 転んでも立ち上がれる
なのに やりなおせるなんて 誰かが言うから 皆おかしくなっちゃうんだ

キミなら できる
お願い あの子を 止めてあげて
… 2119/12/08(日)01:20:20No.644665821そうだねx5
リーグカード No.--- ムゲン団ナンバーツー ローズ

実のところ 私には やり直したい過去など 無いのですよ
一日一日 ベストをつくして きましたからね
私の 望みは ムゲンの みらい
ムゲンダイナの エネルギーを 使って ガラルの未来を より確かなものにする! それだけです!

1000年先の 未来が 救われるなら
すこし 過去をいじるくらい 必要な犠牲だと思いませんか
それが ひとりの女の子の 初恋を叶えるため というならなおさらです
キミに それを止める 資格があるというなら かかってきなさい


たしかに 過去が変わったら キミは……
なるほど キミは 世界で唯一 あの子を止める 権利があるかも しれませんね
… 2219/12/08(日)01:21:15No.644666043+
リーグカード No.811 ムゲン団総帥/チャンピオン ユウリ

ムゲン団総帥の玉座に 座っているのは ユウリお姉さん だった
纏う服は 誰もが憧れた チャンピオンのマント
ムゲン団総帥と チャンピオンと ユウリお姉さんは 全て 同一人物だったのだ

「ホープくん 来てくれたんだ」
そう言うと ユウリはお姉さんは チャンピオンは ムゲン団総帥は モンスターボールを 取り出す
… 2319/12/08(日)01:21:25No.644666086そうだねx1
リーグカード No.811 ムゲン団総帥/チャンピオン ユウリ
過去に戻って 今の世界を変える? それは当たってるけど まちがい
私の ほんとうの 目的は 過去に戻って 子供の頃の自分を 消すこと
わたしさえいなければ ホップを悲しませることも なかった
わたしさえいなければ ヨクバリスが死ぬことも なかった
わたしさえいなければ ムゲン団のひとたちが ありもしない むげん にすがることもなかった

世界の変化は 最小限 勿論 キミも消えない どう? 止める必要なんて ないでしょ?
…………そう キミは優しいんだね 知ってたけど
けど キミに私は止められない 私は あの人以外には 絶対に負けられないから

鐘が鳴り 止まっていた 時計塔が動き始める それは この部屋から 見ると 時が戻っている ようだった
… 2419/12/08(日)01:22:05No.644666272+
リーグカード No.811 ムゲン団総帥/チャンピオン ユウリ


テレビで 見た チャンピオンの ポケモンは 4体
そして 今 倒れた ポケモンは 4体目
「どうして どうして止めるの? 私が消えれば 全部解決する話なのに」
「もう いやなの これ以上 くるしいのは もう うう ……ムゲンダイナアアアア!」

ユウリお姉さんの 叫びにこたえて ブラックナイト いや ムゲンダイナが キョダイマックスする
それに 応じるように 剣と盾を構えた ポケモンが ボクの前に 立った

ザシアン ザマゼンダ 1対2のたたかい それでも勝てる気はしない
けれど もし 負けたら ユウリお姉さんが消える

絶対 勝たなきゃならない
… 2519/12/08(日)01:22:37No.644666404+
リーグカード No.811 ムゲン団総帥/チャンピオン ユウリ

ムゲンダイナの ダイマックスほう!
ザシアンの きょじゅうざん!
ザマゼンダの きょじゅうだん!
ムゲンダイナは ユウリを悲しませまいと 持ちこたえた!
ザシアンは ホープを 悲しませないと 持ちこたえた!
ザマゼンダは ホップ博士を 悲しませないと 持ちこたえた!

ムゲンダイナはユウリを悲しませまいと持ちこたえた!

ムゲンダイナは ユウリを悲しませまいと 持ちこたえた!
ムゲンダイナは ユウリを悲しませまいと 持ちこたえた!
ムゲンダイナは ユウリを悲しませまいと 持ちこたえた!
ムゲンダイナは ユウリを悲しませまいと 持ちこたえた!
… 2619/12/08(日)01:23:44No.644666676+
リーグカード No.811 ポケモントレーナー ユウリ

ムゲンダイナが 倒れた後 ユウリが 出した最後のポケモンは 小さなウールー だった
まるで子供のような ウールーは うまれてはじめての ポケモン勝負に はりきっている

ユウリは 静かに ウールーを 後ろから抱きしめ 呟く
「おそいよ」
その言葉は 誰に言ったのか ホープが 後ろを振り返ると
そこに立っていたのは お父さんである ホップはかせ だった

「ホップが 挑戦してくる前に この子がもう チャンピオンに なっちゃったよ」
ホップはかせが 何かを言おうとするのを ユウリは 遮って 笑った
「チャンピオンタイム イズ オーバー もう じかんぎれ だね」
ムゲンダイナの エネルギーを うしなった ムゲンタワー が崩れていく
「ね 大好きだったよ ありがとう さよなら」
… 2719/12/08(日)01:24:04No.644666772+
おわり
… 2819/12/08(日)01:24:25No.644666860そうだねx21

ザマザシ

姉上についてお話ししましょう
上品な毛並みに歴戦の証である傷が美しさ
をさらに際立てています
おとうとの私と二匹現在の主人達の
願いを聞き届けガラルの平和を守りました
いまは互いに別々の主人の元で暮らしています
しんせんな生活に姉上も充実しているようです
また姉上は弟の私にはとても傍若無人で
すぐに私にインファイトしてきます
ホラ見てくださいこの傷跡
つるぎの舞をしてきた時は死を覚悟しました
プライベートの暴君っぷりには困ったものです
君子は独りを慎む、姉上へ故事の贈り物です



2
(駄目だ…おっちゃん殿の下品かつ強欲さと姉上の傍若無人かつ強欲さでは相性が悪すぎる…もっと姉上が側にいても耐えられるような心身の強さを持って身体を張ってでも制御できて姉上が満足できる程度の顔面偏差値の男を探さなくては…!)

3
>(駄目だ…おっちゃん殿の下品かつ強欲さと姉上の傍若無人かつ強欲さでは相性が悪すぎる…もっと姉上が側にいても耐えられるような心身の強さを持って身体を張ってでも制御できて姉上が満足できる程度の顔面偏差値の男を探さなくては…!)
ザシアン は ザマゼンタ が気になってるみたい!

4
長年孤高であり続けた姉 その望みは果てしなく高く自分の好みに合う男はいないと思っていた
しかし弟にじゃれついた時気づいたのだ 弟こそが自分の理想の男だと
姉弟としての壁を超え幸せになる時がくる日も近い…
…という設定を思いついたんだけど如何ウホか弟君

5
先日ザシアンさんと添い寝させてもらったんですがね昔の武勇伝を眠そうながらも自慢げに語るザシアンさんの声を聴きながらもふもふに顔埋めてたんですが語っている途中で寝息立てましてねそれがもうあどけない子供のようでいてどこかお姉さんという感じがしてですね私も寝ようと目を閉じたらザシアンさんの香りが…フェロモンが直に入ってきてあぁたまらないというかこうムラムラしてしまいましてねこのままじゃずっと寝られないから離れて寝ようと思ったら

おみ足

おみ足が私を掴んで離さないんですよがっちり私を掴んで私はフェロモンとシャンプーの香りにずっと惑わされながら寝れなくて幸せだけど動けないあぁ生殺しってこういうこというんだと実感いたしましてですね気がついたら朝で見てよこの目の下のくまでも私はとっても幸せです

ザマザシ

あの名文をまた読みたい人用の保管庫

作者:不明

一応姉上程ではないですが私も女性への理想が高いんですよね…
まず守られるだけの女性というのはいただけませんね
強い女性というのはとても好みです できれば私より強ければ…なんて思いますがこれで私も伝説なのでなかなか厳しいのは分かっています
このような性格なので引っ張ってくれる性格であるとありがたいです
それからポケモンの体躯は色々あることは存じていますができれば同じような体格をした方が理想です
あと高貴さとかギャップとかも私は好きですがそれを求めたら一生好みの女性とは出会えないような気がしますね


弟が姉上姉上言うから子供もあねうえって言ってくるのを妄想した
まあタマゴ生まれないんですがね


>>最近の姉のイメージは弟が静かに本気で怒った時にワタワタするのが眼に浮かぶくらいの駄犬になりつつある
>個人的には普通に切り伏せると思ってるぜー!!
大事な事忘れてたけど一緒に過ごしてた中で一度だけの出来事なんだ ほんのたまにある事だから尊いんだ


姉上がいない隙にこっそり剣を振ってみる弟


please kiss my boy hold me baby sweet little love boy …yeah!!
生意気言うのも(おっけー×2) 寝坊をするのも(おっけー×2)
相談事なら(すっきりばっちり) お姉ちゃんにまかせなさい♪
ごろにゃんする顔(らぶらぶらぶり~) あのコを見るのは(ばってん×2)
like or love? get sweet time!!
ごめんねって言った上目使いはお手のもの?
悔しいけど、好きってコトバが胸の中ぐるぐるするの(feel so bad)
大事なトコ ごまかさないで!
今だ!って勝負かけてよ(hey! come on boy!!)
キミのハートはマッハで翔る白いジェットのように自由で
たまにムチャでうぶでヤワで常にシャイで
手におえない少年(ぷりてぃ☆×2)
ねぇ(姉)ちゃんと恋しようよ!
キミの夢もウソも強がりもヘンなクセも
丸めてほら 抱きしめててあげるよ(いぇぃ♪)


弟よ
あなた最近ブイズカフェとかいういかがわしいお店に通ってるらしいですね

>弟はなんなの
>理想が姉上なのにブイズに尻尾振るのはどうなの
理想と言うか姉上と生活しすぎて最低ラインが強さを含めて姉になってると言うか
昔の姉上の面影を見てるかな...


姉上が理想なんてあり得ません
かよわき存在でも良いのです
私が守りますゆえ

| TOP |