2ntブログ


夜も明けた薄明の頃にホップとユウリ、我が主人らが寝泊まりしていた二つのテントのうち片方から、鼓膜が破れそうなほどのハイパーボイスが
ワイルドエリアにこだまして私、ザマゼンタは目を覚ます。
ただ事ではない、と急いでテントに駆けつけるとそこにはお互いに裸で向き合う姿があった。
再びハイパーボイスがワイルドエリアにこだました。

追い出された私はまだ朧げな頭で事態の把握と収集に動き、その発端はヨクバリスではないかと判明した。
先日カレーの調理中に何らかのきのみを投入したと自白。実のところその日は主人らが他のポケモンを集める為にその場を離れた為、
残っていた姉上と私は先にカレーを食しており、味に違和感を感じて主人に伝えに行こうとしたのだが...
突然姉上がインファイトを放ち、吹き飛ばされた私は森に引きずられ意識を失っていた。
そしてそのままカレーの異常は伝えられることはなく食事になり二人はそのままテントでまぐわうことになったと思われる。
決して好ましいとは言えないが、我が主の関係が少しばかり気がかりであったので今回の事件は良きスパイスになったとは思います。カレーだけに

...らしくない拙いガラルジョークを飛ばすのには訳がある。どうにも今日の姉上は態度がおかしい。
先の件で私が動いてる最中、姉上は私に付いて回り隙あらばほっぺすりすりとスキンシップが激しく、
少し落ち着いた今でも頬を少し赤く染めながら体を寄せあまえている。
まるで別人のような態度に恐怖感と全身に冷や汗が止まらなく落ち着く余地もない状況。
このままでは埒が明かないので恐る恐る尋ねる。

「姉上一体何があったのですか...。」
「何を言ってるのですかザマゼンタ いえ貴方♥」

家族への親愛とは明らかに異なる本当に姉上かと思わせる程の甘ったるい声色の返答。
藪をつついてスナヘビどころかサダイジャを出してしまった。

聞いてしまった以上続きを聞くと、先日のカレーの違和感の正体に気づいていたようで、
それを主人らに利用しようとしたが私が伝えに動いた、また作用を懸念して止めるためにインファイトを放ちそのまま森へ引きずったとのこと。
相変わらずその力で解決するのはやめてください姉上...

理解はしましたがその態度の理由になりません。と追及したところ、その後夜明けまで森で待機していたが交尾に至った。
と少し恥じらいながら爆弾発言を投下される。あなたの剣はとても逞しい物でしたではありませんよ姉上!!正気ですか!?
反射的に叫んだ瞬間、姉上からインファイトが放たれ私は吹き飛ばされた。
いつもの姉上で少し安堵してしまう程に動揺と意識が朦朧として頭が回ってないようだ。


私が仰向けで伸されている間に姉上がのしかかり接吻をする。即座にドロっとしたものが奥まで吐き出されそのまま獣のように口内を貪られる。
喉に刺激を感じるが呼吸が整わないまま襲われた私は既に息が限界であり、
何度か舌が絡みながらも飲み込んだ所でようやく口が解放されて同時に体にかかる重圧も離れた。

「この程度で伸される程ザマゼンタ 貴方はやわではないでしょう?」
「私もできれば遠慮したいのですがね...」

悪態を付きつつ回らない頭で何が起こったか思い返そうとすると、姉上には似つかわしくない程に口元が酷く汚れていることに気づく。
その汚れを舐め取る舌が妙に色めかしく目を離せずにいながらも考えて、先程接吻されたことと匂いからカレーであると理解した。
なぜ今、と疑問を感じたと同時に嫌な予感を感じ、そして問いかける言葉を考えあぐねている私を見透かされたように姉上は答えた。

「ええ、先程の騒動をもたらしたカレーの残りです」
「何を考えているのですか姉上!!」
「貴方が覚えていないと言うのであれば今一度その身を持って自覚してもらうだけです」

何かと理不尽にからかう姉上だが冗談でここまでするだろうか?だが姉弟で交尾など許されるはずもない。
...しかし記憶がないとはいえ、もしも既に私が姉上を受け入れていたとしたら?
今更姉弟だからと姉上を突き放すことが正しいのだろうか。
正しいようで前提と判断が破綻した事が頭を駆け巡っていると、姉上は再び私の上にのしかかっていた。
接吻の時とは違う全体重を預けたのしかかり。
お互いの体毛が絡み合い、嫌でも肌が密着して伝わる激しい鼓動はカレーの作用も相まって昂ぶる気持ちが込み上げてくる。
そして姉上が下半身をうねらせ局部へと与える刺激は静かだが、考える余地を奪う快感で脳を溶かしていく。

打開策はないかなんとか残された理性で姉上に目を向けると、惚けた表情と押し殺した喘ぎ声。徐々に擦り合わせる動きが激しくなっていく。
心の奥底では尊敬しているあの姉上が、私を雄として求めて卑しく発情している姿と瞳に見つめられた恥ずかしさに耐えきれずについ顔を逸らしてしまう。

迂闊に目を離してしまった。と気づくも時すでにヨクバリスより遅し。

電光石火で繰り出された姉上の牙が首元へ食い込む。
血は出ないもののアマガミと言うには力強く、突然のことに情けない喘ぎ声を上げてしまう。
逃げようものなら既にできたはず。分かっていたが認めたく無いと思いつつも今は立て続けに責められ、
遠慮なく快楽を得ようする姉上の動きで与えられる刺激に耐えるのが精一杯。もはや形だけの抵抗となっていた。

気を緩めると、密着した肌に伝わる熱い体温と鼓動。首元に食い込む牙の痛みとより一層近づいている姉上の口から漏れるうめき声と荒い呼吸の音。
口内には既に殆どが私と姉上の唾液になっているであろうカレーの残り。
そして発情し、興奮しながらも堪えているだらしのない表情、五感全てで姉上を強く感じてしまう。
姉上に満たされ支配され逃れられない事を理解してしまうと私は考えることを止めてされるがままになっていた。


「姉上...姉上!」
擦られ続けた姉上の腹に白い欲望をぶちまける。かかっていた体重も軽くなり気絶寸前だった意識が少しだけ回復して余裕ができるも、
「ああっ!姉上何を...」
完全に油断していた。姉上は当然の行為のように涎に塗れた舌で私の物を舐め取り、咥えて扱き出す。
そして先から萎えず硬くしたままの物に満足したのかすぐに解放して愛おしいかの様に頬ずる。

「実の姉である私に精を吐き出すだけに飽き足らずまだこんなにも立たせて恥ずかしくないのですか愚弟♥」
そして今度は跨るように三度のしかかる。

「姉上...それだけは...」
「愚弟、貴方から求められるのを望んでいたのですが仕方ありません。」

今更になってかろうじて働く理性に訴えるも止める様子はなく、息もつかせないまま一気に腰を下ろしその体を貫かせて私の物を全て収めきってしまった。
そしてその衝撃に堪え切れず一段と大きな喘ぎ声を上げる。
「私がもう我慢の限界です。こんなふしだらな愚姉を許してください♥」


しなやかで鍛え上げられた肉体できつく締め上げそのまま激しいストロークを続ける。
今までの比ではない快感が続きまたもや思考力を奪われていた。
耐えなければと思いつつも抑える様子もない喘ぎ声を聞いてどうしようもなく私は悦んでしまう。
こんな有様に卑しい愚弟という以外にどう言い表せられるだろうか。

英雄のプライドや弟として阻む理性など五感で感じる快感でぐちゃぐちゃにされて既に放棄し、今は恥も外聞もなく姉上を求めている。
私だけにしか見せない性欲で歪み恍惚としている姉上の表情が愛おしくて堪らない。全てを私の物にしたい。
と自分勝手な事で頭が埋められ眼前にいる姉上のこと以外に考えることは無くなっていた。
そしてうわ言のように何度も呼び求める私に姉上は応えた。

「私を孕ませてください、愚弟♥」

姉上のおねだり。あの姉上が、私の子を、姉上が言うのであれば、姉上が望むならば、姉上が、姉上が、
言い訳でしかない理由、言葉にならない思いに耐えきれず頭は焼き切れてスパークする。爆発寸前になり意識を手放しかける最後に私は

「姉上...愛しています...」

その告白とともに姉上の膣内に精を吐き出して途切れてしまった。

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