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ふたば/やが君怪文書/沙侑

あの名文をまた読みたい人用のまとめ

スレッド:男主人・女従者の主従エロ小説 第二章より
作者:不明


「あなた、橙子に捨てられたんですってね」
「はなから相手にされてない先輩には言われたくないです」
「橙子は誰だったらよかったのかしら」
「さあ、お姉さんじゃないですか」
「結局、私達じゃあの娘の相手にはなれなかったってことか・・・」
「そういうことになりますね」
「あなたは橙子とキスしたの?」
「しましたよ
それ以上のことも」
「ねえ、間接キスさせて」
「バカじゃないんですか?先輩」
「ええバカよ 悪い?」

「ちょっと・・・やめて下さい・・・」
「私が冗談を言ってるとでも思ったの? あなたの躰は橙子の温もりを知っている
あの娘は私を愛さない だから躰の温もりだけでも手に入れるわ」

「先輩、慣れてますね」
「あなただって初めてじゃないんでしょ?
大丈夫よ ちゃんと気持ちよくしてあげるから
それとも、あなたがする方が好き?」
「私は先輩に興味ないです」
「だったら大人しくしてなさい」

(あ・・・ダメだ・・・
気持ちいい・・・
橙子先輩は私を気持ちよくする方法を知ってるけど・・・
佐伯先輩は女の子を気持ちよくする方法を知ってる・・・
佐伯先輩には興味無いけど・・・
もう少し、先輩の好きにさせても・・・
いいよね・・・)

(この唇に橙子は唇を重ねたの?
この舌に橙子は舌を絡めたの?
この小ぶりな胸に橙子は指を食い込ませたの?
この桜色の乳首を橙子は吸ったの?
この桃色の割れ目に橙子は舌を這わせたの?
小さなお豆を剥いて、橙子は舌先で転がしたの?
溢れる愛の雫をすすりながら、橙子は指を躰の奥にまで潜り込ませたの?
甘くてとろける言葉を囁きながら、震えるこの躰に、橙子は愛と幸せと女の悦びを味あわせたの?
悔しい・・・!
全部、私がしてもらえるはずだったのに・・・!)

「先輩っ!!私っ!!もうダメっ!!
気持ちいいっ!!」
「イクの? いいわよ イキなさい
何度でもイカせてあげる
あなたが壊れるまで、
何度だってイカせてあげるわっ!」
「先輩ーっ!!

「ごめんなさい 私のワガママに付き合わせて
私のこと、軽蔑していいわよ」
「別に、軽蔑なんて・・・私も気持ちよかったですし・・・
それに、ワガママに付き合うのは慣れてます」
「ほんと・・・いい性格してるわね、あなた
じゃあ、これからも私のワガママに付き合ってもらおうかしら」
「いいですよ
そのかわり、ちゃんと気持ちよくして下さいね」
「それは保証するわ」

(沙弥香先輩、上手だったな・・・
七海先輩みたいに欲望を押し付けてこない
女の子の悦ばせ方を知ってる
前の人に教えてもらったんだろうな
沙弥香先輩の前の人って、どんな人だったんだろう・・・?
やっぱり女の人かな・・・?
あれ・・・?これって、ひょっとして・・・
嫉妬・・・?)

「驚いた あなた達が付き合うなんて」
「付き合う、というか」
「七海橙子被害者の会、ですよね 沙弥香先輩」
「なあに、それ? 私が悪者みたいじゃない」
「これですよ、どう思います?沙也加先輩」
「ほんと、困った人ね、あなたは」 
「え?何?どういうこと?」

「七海先輩、私、もう、大丈夫ですから」
「橙子、侑は私が大切にするわ」
「そう・・・」
「七海先輩、私、七海先輩のことが、大好きでした」
「ありがとう、私も侑が大好きだったよ」
(そういうところですよ
本当に困った人
ありがとう七海先輩
・・・さようなら・・・)

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