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ふたば/幼女戦記怪文書/ターレル

あの名文をまた読みたい人のための保管庫

スレッド:http://img.2chan.net/b/res/459813552.htmより
作者:不明


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1 : 2017/10/16 18:20:44 No.459813552 ☆7
私がレルゲン中佐と体の関係を持つに至ったのは、
思慕の情ではなく後方行きのツテを期待しての事である。
そうならずとも、彼は人事部に籍を置き発言力もある英邁な男、
もし私が再び上層部から無茶を突き付けられたとしても、
この関係を楯に特別な計らいを引き出そうとも企んでいた。
しかしそれは彼に対し私が対等、或いはそれ以上の立場であるのが前提だ。
即ち、レルゲン中佐篭絡すべし。この未熟な身体で私に狂わせてやる。
その目論見は甘かった。この体になって僅か十年、更に生娘。
男を堕とすには、女としての知識も経験もあまりに不足していたのである。
一方でレルゲン中佐は男として年相応の、むしろそれ以上の手練を備えていた。
結果、私は彼にされるがまま、いとも容易く快楽の津波に飲み込まれ、
男の体の下で恥を忘れて嬌声を上げ、果ては小水を漏らしながら何度も腰を振った。
――だがまだ私は女の悦びに屈してはいない。近いうちに優位な立場を手に納めてやる。
その決意を表すように、今日も毅然とした態度で私はレルゲン中佐に臨む。…が、彼は私の耳元で呟く。
「体から石鹸の香り、か。この後に何を期待しているのかね、ターニャ?」

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