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女中スレ2

前スレの概要

とあるお屋敷に奉公に出た大鷹は亡くなった旦那様のお嬢様の部屋の手入れを任されました。
大切に可愛がられ、忙しくも充実した日々を送っていた大鷹は次第に旦那様に淫蕩の手ほどきを受け乱れていきます。
そしてある日、旦那様の過去とお嬢様との禁断の関係を知る事になるのです。
このスレは旦那様が話した過去を大鷹の視線で綴る物語です・・・
… 4無題Nameとしあき 20/01/22(水)18:52:23No.19355206そうだねx5
翌日、お嬢様は旦那様の所へ来ると申し訳なさそうにお礼を言いにきたそうです。

「お父さん・・・昨日は・・・ありがとう・・・・」
少しはにかむような笑顔で、旦那様の背中に抱きつきながら。

「今まででお父さんの事を一番近くに感じた・・・」
「そうか・・・それは良かったな・・・」
「お母さんと離れてから誰かと一緒に布団で寝た事ってなかったから・・・」

その言葉を聞いた旦那様は胸が詰まるように苦しかったそうです。
喉元まで出掛かった言葉を飲み込むのに必死だったと・・・
お嬢様の生まれ育った境遇を思えば誰もがそうなるでしょう。
でも、その純真な思いはやがて歪んだ愛情へと変化していくのです。
そんな事も露知らず、お嬢様は旦那様に子供ならではのお願いをしてきました。
… 5無題Nameとしあき 20/01/22(水)18:53:14No.19355213そうだねx5
「あのね・・・今夜は・・・お父さんと一緒に寝てもいい・・・?」

その言葉に旦那様の胸に激しい痛みが走る事は容易く想像できます。
「お前は幾つになったんだ?そんな事を言ってると女中達に笑われるぞ・・・」
そう言って軽く諌める以外に旦那様は言葉が見つからなかったそうです。
そんな旦那様の気持ちも知らず、お嬢様は小さくか細い腕に精一杯の力を込めて言いました。

「笑われてもいいよ・・・だって何だか嬉しいから・・・・」

その言葉を拒絶する理由を見つける事が出来なかった旦那様を、いったい誰が責められると云うのでしょうか?
… 6無題Nameとしあき 20/01/22(水)18:53:57No.19355219そうだねx6
お嬢様はその日の夜、自分の枕を持って旦那様の寝室にやって来ました。
小花を散らした花柄のモスの長襦袢で布団に入り込むと、あの雨の日のように旦那様の身体に足を絡ませてきます。
「こんな事をして・・・嬉しいのか?」と訝しげに旦那様が訊くと、お嬢様は「温かくて、とても気持ち良かったから」と云って嬉しそうに旦那様の首に手を回しました。
まだ育ち始めたばかりの幼い胸の膨らみと、その先にある小さな突起を感じながら。
お嬢様は旦那様の胸に顔を埋めポツポツと話し始めました。
「初めはね・・・お父さんは本当のお父さんじゃないような気がしていたの・・・何だかとても冷たい目をして、私の事を嫌っているんじゃないかって・・・」
「でも、あの時、お父さんが一生懸命私の身体を温めてくれて凄く嬉しかった。冷たくなんかない、こんなにも温かいんだって。」
「私の事をこんなにも心配してくれる・・こんなに優しく抱き締めてくれる・・・・ああ、本当のお父さんなんだって思ったの・・・」
この言葉だけを聞けば親子の愛情を再確認する愛しい場面でしょう。
… 7無題Nameとしあき 20/01/22(水)18:56:07No.19355226そうだねx6
でも、その裏に隠された真実は、恐ろしいまでに暗く残酷な闇が夜の海のように広がっているのです。
姿の見えない波が幾度となく岩にぶつかり、怨嗟の咆哮にも似たざわめきが旦那様の胸の内に響くのは想像するに難くありません。
不実の子であり、親の血を分けた忌むべき妹がその身体を惜しげもなく絡ませているのですから・・・
妾の息子として生まれ、父性と云うものを知らない旦那様に父親としての振る舞いを知る由もありません。
ましてや実の娘でもないお嬢様と床を共にする。
私はこのような悲劇を聞いた事は一度もありませんでした・・・
… 8無題Nameとしあき 20/01/22(水)18:57:22No.19355229そうだねx7
己の生まれの不幸を知らないお嬢様は今まで感じる事の無かった幸せを求めていたのでしょう。
布団の中で旦那様にしがみつきながらこう云ったそうです・・・


「ねえ・・・お父さん・・・私を・・・撫でて・・・」


お嬢様のその無垢な願いは罪ですか・・・

その言葉に罪があるなら・・・神様は一体誰を罰するのですか・・・・

抗う事の出来ない地獄の運命に導いた神様を罰するのは誰なのですか・・・

お願いです・・・誰か教えて下さい・・・


それからと云うもの、お嬢様は毎晩旦那様と床を共にするようになったそうです。
布団の中で学校の出来事や女中達に遊んでもらった事、他愛のない日常を飽きる事なく話しながら。
こうした経験のない旦那様は困惑しながらもお嬢様の身体を撫でさすりながら相槌を打っていました。
娘ではない何か・・・信じる事の出来ない異母兄妹・・・罪と穢れを背負って生まれた少女・・・いったい自分は誰と床を共にしているのか・・・
親としての無償の愛情を注ぐ事も出来ず、腹違いの妹としても認識できないまま、その愛撫は徐々に性質を変えていったのです。
優しく髪や肩、背中を撫でていた手は・・・やがて腰や尻、幼い胸、淡く陰り始めた脚の付け根を這い回るようになりました。
… 13無題Nameとしあき 20/01/22(水)19:06:13No.19355285そうだねx7
初めの内はくすぐったそうにしていたお嬢様ですが、その愛撫に甘い吐息を漏らすようになるのに時間が掛からなかったのは生まれ持った女の本質とでも云うべきでしょうか?
自分の身体の変化を理解する事も出来ないまま、お嬢様はそれでも旦那様の寝室へと夜毎足を運んでいました。
旦那様は後戻りの出来ない道に・・・自分の父親と同じ獣道を歩く事に恐怖を覚えながらも、行く場のない思いに駆られ、お嬢様を抱き続けていました。
何もかもを壊してしまう覚悟で真実を語るか・・・現実を全て無視してしまうか・・・残された道は二つに一つしかなかったと云います。
そのどちらを選んでも行き着く先は地獄でしかありません。

そして旦那様は・・・「今なお続く煉獄の道」を選んだのです・・・
… 14無題Nameとしあき 20/01/22(水)19:08:08No.19355302そうだねx7
長い長い独白の中で、唯一後悔した事はその選択であったと旦那様は云いました。
「あの時、なぜ手放す事をしなかったのか?」
「養子に出してさえいれば、このような事にはならなかった」と。
私がその理由を問うと旦那様は大粒の涙を流しながら、声を絞り出すように言いました。
「娘ではなく・・・妹でもなく、一人の女として愛する以外に方法が見つからなかった」と。

それが愛情ではなく、己の憤怒や憎しみや悲しみを消す為の代償であったとしても。

「そうでなければ一つ屋根の下で共に暮らす事ができなくなっていた」と・・・


親の愛を知らぬ旦那様がお嬢様と暮らす為に選んだ道は、穢れよりも罪深い茨の道。
踏み出す度に足を貫く針の山。
業火に焼かれ、煮え立つ油の雨が降り注ぐ奈落の底へと堕ちていったのです。


旦那様は楽になりたかったのだと思います・・・
やり場のない思いを抱え、真実を隠し、偽りの親を演じる事に疲れてしまったのだと。

そして旦那様は・・・最も許されない方法で、お嬢様を愛し始めました・・・


カタカタと寒風が窓ガラスを鳴らす寒い夜。
ランプの薄明かりが照らす寝室で、短い喘ぎ声と切ない吐息が響く中、二つの影が妖しく蠢く・・・
胡坐をかいた旦那様に背中を預け、お嬢様はその幼い身体を愛撫する手に身を委ねていました。
艶やかな光沢を放つ綸子の襦袢の上から、硬く尖り始めた小さな蕾を執拗に責められながら。
忙しなく身体を這う手と蕾を刺激する指先から生まれる感覚に、お嬢様は何度も足を伸ばしたり縮めたりを繰り返す・・・
己の意思に関わらず、勝手に動く身体をどうする事も出来なかった事でしょう・・・・
そう・・・あの時の私のように。


そんなお嬢様の耳元に旦那様は優しい声で話しかけます。
「こんな事をされて・・・嫌ではないのか?」と。
身体を動かす度に裾が乱れ、露になった白い太股の内側を指先が這う。
その都度、身体をビクビクと痙攣させてお嬢様は旦那様の寝巻きの袖を握り締めながら悶えていた事でしょう
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・お・・お父さ・・・ん・・・私・・・怖い・・・・こんなの・・・悪い事だって思・・・う・・・」
目に涙を浮かべ、小さな頭をふるふると振りながらお嬢様は己の身体を走る感覚に怯えていました。
… 27無題Nameとしあき 20/01/22(水)19:31:09No.19355454そうだねx8
「では何故拒まない・・・何故に私の寝室に来るのだ・・・?」
「だって・・・こうすると・・・お父さん、優しくしてくれる・・・から・・・」
「お願い・・・誰にも言わないから・・・もっと優しくして・・・もっと・・・可愛がって・・・」
「今までみたいに・・・あんな冷たい目で・・・私を見なくなるから・・・だから・・・いいの・・・お父さんの好きなようにしていいよ・・・」
これほどまでに爛れた行為に溺れながらも「お父さん」と呼ぶお嬢様の気持ちを思うと、私は溢れる涙を拭う事もせず号泣していました。
お嬢様のその言葉に、旦那様の理性の箍が外れるのも致し方ない事でしょう。
二人が唇を重ねる事に何の躊躇いも感じなくなるまで・・・そう時間は掛からなかったと・・・


どんなに乱れた行為に溺れていても、旦那様は絶対に身体を「ひとつにする」事だけは避けていたと云いました。
いつ月の障りが始まってもおかしくない身体・・・たとえ自身に子種が無かったとしても、それをしてしまえば自分の父親と何ら変わりはないと。
そして唇と指先だけの行為は際限が無くなり、気が付けばお二人は互いの陰部を口にするようになっていきました。
その小さなお口には収まりきれない物をお嬢様は懸命に舌先で愛撫し、白濁した旦那様の劣情をお口で受け止めたそうです・・・
… 30無題Nameとしあき 20/01/22(水)19:36:29No.19355489そうだねx7
お嬢様の口から溢れる汚れたものを旦那様は舌先ですくい取り、幼い身体から溢れた蜜に塗れた舌と互いの体液が混ざり合う。
その身体から溢れる物を全て受け取り、互いに注ぎ、互いに与え合う愛欲の連鎖。
果てては求め、求めては果てる淫蕩の地獄・・・
忌まわしく、そしておぞましいまでの愛欲に彩られたその光景ですが、その行為の裏に隠された残酷な真実に形容し難い悲しみを覚えるのは私だけかも知れません。
決して交わる事のない心と身体は、歪に捻じ曲げられた愛情と云う名の悪夢によって繋がって行くのです・・・


幾夜となく繰り返される淫戯・・・許される事のない性愛。
禁忌と憎悪が互いにぶつかり合い、魂の浄化を求める穢れた禊。
親殺しと近親相姦と云う計り知れない大罪を背負い、旦那様は胸の内に渦を巻く怒りと悲しみを打ち消そうとしていたのでしょう。
お嬢様を「おんな」として扱う事で己が苦悩から解放されようと・・・
でもそれは薄ら氷を重ねて作った楼閣。
一度陽の光にあたれば、風が吹けば、雨が降れば、一瞬にして消える泡沫の夢。

旦那様とお嬢様の偽りの安寧の日々は、そう長くは続かなかったのです・・・
… 61無題Nameとしあき 20/01/22(水)22:32:07No.19356748そうだねx7
ある日、旦那様がお屋敷の自室に戻ってくると、お嬢様が一枚の紙切れを手に青ざめた表情で立っていました。
ただならぬ雰囲気を感じた旦那様が「どうしたんだ?何かあったのか?」と尋ねると、お嬢様は身体をビクんと震わせて後ずさりします。
お嬢様は怯えた子猫のように身体をゆっくりと壁伝いに動かしながら手にした紙切れを旦那様に見せました。
「・・・・これ・・・何・・・?」
それは旦那様の健康診断の検査結果の用紙でした。
その時、旦那様は取り返しの付かない不手際に、全身の血液が沸騰し身体中の毛穴から湯気となって噴出しましたと云います・・・
… 62無題Nameとしあき 20/01/22(水)22:34:22No.19356765そうだねx7
「この前・・・学校の先生が血液型の話をしていたの・・・この血液型だと・・・私はお父さんとお母さんの子供じゃない・・・何で・・・?」
「違う・・・違うんだ・・・それはちょっとした間違いで・・・」
そう云って旦那様は手を差し出し、ゆっくりとお嬢様に歩み寄ろうとしましたが、お嬢様は怯えた眼差しで首を横に振って離れようとします。
「いやっ・・・来ないで・・・あなたは誰なの・・・本当のお父さんじゃない・・・私のお父さんじゃない・・・」
その瞳には恐怖と憎悪に満ちた光が宿っていたと云います。
「違うんだ・・・頼む、お父さんの云う事を聞いてくれ!たとえ血が繋がっていなくてもお前は私の娘だ!」
その言葉を聞いたお嬢様は全身の力を使って叫びました。
「血の繋がっていない娘だからあんな事をしたのっっっっ!!!!」
その言葉は旦那様の脳天を正確に撃ち抜きました・・・
返す言葉もなく、旦那様は膝から力が抜け、がっくりと床に手をついて動けなくなったのです。
… 63無題Nameとしあき 20/01/22(水)22:51:30No.19356901そうだねx7
「私・・・ずっと信じてた・・・あの雨に打たれた時からずっと・・・本当のお父さんなんだって・・・だからあんな事をされても平気だった・・・」
お嬢様の瞳から大粒の涙がボロボロと溢れ、着物の襟元に幾つもの染みを作っていたと云います。
旦那様は項垂れたまま、言葉にならない嗚咽を漏らす以外に為す術がなかったそうです。
「本当は・・・怖かった・・・こんな事しちゃいけないって思ってた・・・でもお父さんだから許せた・・・優しくしてくれるのが嬉しかったから・・・」
「何であんな事をしたの・・・ねえ・・・教えてよ・・・私の本当のお父さんは誰なの?何処にいるの?今すぐここに呼んで・・・助けてもらうから今すぐ呼んでよっ!!!!」
… 64無題Nameとしあき 20/01/22(水)23:12:57No.19357017そうだねx7
お嬢様の叫び・・・それは叶うはずのない願い・・・
たとえ八つ裂きにされても地獄の底まで持っていくと決めた秘密。
真実を話せばお嬢様は正気ではいられなくなるでしょう。
己が妻と父親との間に生まれた忌むべき子、許されるはずもない異母兄妹、そしてその父親を殺した張本人が旦那様なのですから。
幾重にも重なった罪が雪崩れのように襲い掛かり、後悔と呼ぶにはあまりにも重い代償・・・
旦那様はお嬢様の前で頭を打ち付ける事しか出来なかったそうです。



申し訳ありません・・・
あと少し・・・推敲を重ねてまとめたいと思います

今宵の淫蕩愛欲絵巻は如何でしたでしょうか?
また明日、お目にかかりたいと存じます

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